「スタイリッシュでカッコいい!」「ステキ」八戸の新ユニフォームは郷土玩具の“八幡馬”をデザインし話題に「仕事が早い!」

今季はクラブ最高のJ3で7位フィニッシュ[写真:©︎J.LEAGUE]

J3優勝へ、八戸が新ユニフォームを発表!郷土玩具の「八幡馬」がモチーフ
【写真】新ユニフォームのデザインは地元の伝統工芸品「八幡馬」をモチーフに

ヴァンラーレ八戸は4日、2024シーズンのユニフォームを発表した。

今シーズンは明治安田生命J3リーグで7位に終わった八戸。クラブ最高位での成績を残し、J2昇格争いをしていた。

新シーズンのサプライヤーは引き続き「hummel(ヒュンメル)」が務めることに。デザインのコンセプトは「八幡馬」となった。

「八幡馬」は、青森県八戸市を中心とする南部地方で古くから作られている木彫り馬の郷土玩具・民芸品。千代紙部分の模様を手描きで八戸に縁あるものを彩飾。割菱(武田菱)や向い鶴(南部鶴)の家紋や安房宮(あぼうきゅう・菊)、蕪島のうみねこなどを模様化し馬体に描き、民芸品としての伝統を残しつつも郷土八戸を凝縮した八幡馬となる。

今回のデザインには、割菱、向い鶴、菊、うみねこの4つの柄を右肩上がりのストライプに表現。J3優勝を目指し、「全緑疾走」チーム、ファン・サポーターと共に「駿馬の如く緑のピッチを駆けぬけよう」と思いを込めたという。

デザインに採用された「八幡馬」を製造する株式会社 八幡馬の高橋利典がコメントしている。

「百数十年以上前(明治以前)から八戸を中心とする地域で作られてきた伝統的民芸品の八幡馬〜やわたうま〜がヴァンラーレ八戸FCのユニフォームになりました。八幡馬製造に携わる一人として大変嬉しいです」

「選手たちがこのユニフォームを着て、駿馬の如く緑の芝の上を颯爽と駆けている姿を想像するだけでワクワクします」

「多くの民芸品は昔から、特に子供の幸せな未来を願い作られることが多く、現代では広い意味で関わるすべての人の幸せを願っています。ヴァンラーレ八戸がより一層活躍し、地域のみんなと共に幸せな未来をつくることに期待をしています」

なお、デザインは同じでFPホームは緑、アウェイは白、GKホームは赤、アウェイは黄色となっている。

ファンは「スタイリッシュでカッコいい!」、「ステキですね」、「来年のユニ、好き!」、「仕事が早い!」とコメントを寄せている。

2023シーズンは「青森県八戸市の蕪島エリアの波とウミネコ」をモチーフとしたユニフォームで、特別ユニフォームも「八戸三社大祭の“山車”」をデザインするなど、地元の名物をデザインにし続けている八戸。どうやら好評のようだ。

© 株式会社シーソーゲーム