「特別に用意した商品を買い足さないか」金融商品投資名目で女性から2,900万円詐取か 証券会社で働いていた男を再逮捕 現金は手渡し…被害総額は3400万円に=静岡県警

証券会社に働いていた46歳の男が「特別に用意した商品がある」などといって、浜松市内に住む女性から現金500万円をだまし取ったとして逮捕された事件で、この女性から、さらに約2年にわたって計2,900万円をだまし取っていた疑いで、12月4日、警察に再逮捕されました。

詐欺の疑いで再逮捕されたのは、愛知県稲沢市の会社員の男(46)です。男は証券会社で働いていた2020年9月下旬から約2年わたって、浜松市西区に住む50代女性に「特別に用意した商品を買い足さないか」「特別に用意する商品に切り替えたほうがいい」などとうそを言って、金融商品投資名目で19回にわたって計2,900万円をだまし取った疑いがもたれています。

警察によりますと、男は浜松市内にある証券会社の営業所に勤務していて、被害者の女性は客だったということです。2022年、証券会社から「不正な取引があった」と警察に届け出があり、事件が発覚。男は「特別に用意した商品がある」などとうそをつき、この女性から現金500万円をだまし取った疑いで、11月に逮捕されていました。女性は男に直接現金を手渡していたということです。

警察は、男の認否を明らかにしていません。余罪のほか、男はだまし取った金をどのように使っていたのかなど、引き続き捜査を続けています。

© 静岡放送株式会社