吉田羊と平岩紙が脚本・バカリズム×主演・菊地凛子「侵入者たちの晩餐」に出演

吉田羊平岩紙が、日本テレビ系で2024年1月3日放送の新春スペシャルドラマ「侵入者たちの晩餐」(午後9:00)に出演することが分かった。

「東京ドラマアウォード」のグランプリをはじめ、ギャラクシー賞やATP賞、放送文化基金賞、バンコクでContentAsia Awards、カンヌでContent Innovation Awardsを受賞し、国内外の賞を総ナメにしたドラマ「ブラッシュアップライフ」のチームが集結した「侵入者たちの晩餐」は、バカリズムが脚本を手掛け、菊地凛子が主演を務める。

ある夜、豪邸に侵入することになる3人の女性たち。普段は家事代行サービスで働く平凡な彼女たちがなぜ罪を犯すことになったのか? 侵入の先にあるのは絶望か希望か!?

菊地は、家事代行サービス会社「スレーヌ」の清掃専門スタッフで、会社の劣悪な労働環境に不満を抱いているバツイチで1人暮らしの田中亜希子役を務める。また、同じく「スレーヌ」の料理専門スタッフで亜希子と顔見知りの小川恵を平岩、恵のヨガ教室の友人でサスペンスドラマ好きの江藤香奈恵を吉田が演じる。「ブラッシュアップライフ」と同じく、女性グループを軸に展開していくストーリーに期待が高まる。

吉田は、2014年「素敵な選TAXI」(フジテレビ系=関西テレビ制作)に出演して以来のバカリズム脚本ドラマとなる。「『ブラッシュアップライフ』チームの制作ということで、大好きなドラマなので参加できてとてもうれしい!」と喜びを伝える吉田は、「私の役は少しほかの2人とは違う温度感があって、どこかで侵入計画を面白がっているようなキャラクター。そういう一歩引いた感覚を大事にして、演じていきたいなと思っています」と役づくりについても触れた。

平岩は、19年に「ZIP!」(日本テレビ系)内でオンエアされたバカリズム脚本の朝ドラマ「緑山家の朝」で、バカリズムと夫婦役で共演した経験も。今回の出演が決まり、「やった! バカリズムさんだ!というのが率直な気持ち。今回2度目にお声がけいただけたということは1度目の時、そんなに嫌じゃなかったと受け取ってよろしいのでしょうか(笑)。それならうれしいです! 共演者の皆さんは普段からすごくすてきだな〜と思っている方々ばかりだったので、その中に入れてもらえたということもびっくりです」と心境を明かす。

2人の出演決定について、菊地は「いろいろな役にチャレンジされているお二人なので、今回一緒にお芝居をできる機会を得たことはすごく幸運です。生き生きとされていらっしゃるお二人と共に、撮影を突き進んで゙いきたいです!」と力を込め、バカリズムは「平岩紙さんはすごく面白い女優さんなので非常に楽しみです。吉田羊さんは以前、僕のライブに来てくださって。同じ福岡出身だからですかね、袋いっぱいに福岡の食べ物をくださって。仕送りを送ってくれるお母さんみたいな印象です」とコメントを寄せた。

さらに、菊地は「バカリさんの斜めから人物を見る独特の切り口はもちろん、とても温かく、とてもシュールで、とてもドラマチック!…そんな魅力が今回の脚本に凝縮されています。私たちが一生懸命ドタバタしますので、そのドタバタを皆さまに楽しんでいただけたら」とアピール。

吉田は「バカリズムさんがお一人でやられているコントを、実際に役者で合わせると、こういうふうになるんだなという印象のドラマ。本当に市井にいるようなキャラクターたちばかりなので、誰かしらに感情移入してご覧いただけるかと思います。バカリズムさんの本は会話運びが特徴。隣のテーブルのよもやま話をのぞき見しているような、そんな感覚で楽しんでいただければ!」と見どころを語る。

平岩は「初めて本を読ませていただいた時、展開にワクワクしました。長い会話劇もムスムス笑いながら読むのですが、これを覚えるんだという現実に戻ると、やや焦ります。が、これこそが醍醐味(だいごみ)、バカリズムさんの書くセリフは息を吸って吐くように自然でしゃべりやすいですし、覚えがいがあります」とバカリズム脚本だからこその演じる上での面白さを述べ、「舞台にもなりそうなシチュエーションをドラマで見られるのも楽しいと思います。お正月、あったかい部屋でゆるりとご覧いただきたいです」と呼び掛けている。

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