愛媛県松山市のまちづくりをめぐって中村知事は、4日の県議会で「スピード感のある取り組みが不可欠」だと指摘し、「具体的なビジョンを早く示して欲しい」と市に注文を付けました。
4日の県議会・一般質問。県民文化会館前にある県有地の活用策について質問した自民党の川本健太議員は…。
(川本健太県議)
「新しいものや情報を呼び込んでいくことが、地域経済の活性化や、人口流出の抑制を図る上で、今後ますます重要になる」
県民文化会館前の県有地をめぐっては、県が11月に国際会議に対応できる宿泊機能などを備えた施設を整備する方針を発表し、現在、民間事業者からの提案を募集しています。
これについて中村知事は、松山市の中核拠点性や、地域間競争力の向上を図る狙いを説明した上で、まちづくりに関し松山市に次のように注文を付けました。
(中村時広知事)
「若者や女性の地元定着に繋がる魅力あるまちづくりに、スピード感を持って取り組むことは不可欠。そのためにも、繰り返しお願いしておりますが、県都である松山市には、街全体の具体的なビジョンを1日も早くお示し頂く必要があると思います」
県民文化会館前の土地活用をめぐり県は、年度内に事業者を選定し、基本契約を締結する方針です。