【阪神JF/血統予想】単回収値「312」で2歳女王襲名へ 「人気一角でも逆らえない」

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10日、阪神競馬場で第75回阪神ジュベナイルF(GI、阪神芝1600m)が行われる。

今年はサウジアラビアロイヤルCから臨むダイワメジャー産駒ボンドガール、本レースと好相性のアルテミスS組からハーツクライ産駒サフィラ、ナミュールやアカイトリノムスメなどを輩出した出世レース・赤松賞勝ち馬のエピファネイア産駒ステレンボッシュなど、多彩な血統構成の馬が集結した。

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ここでは馬券検討のヒントとなる「血統」で本競走を攻略する。

■阪神マイルGIで勝負強さを発揮するダイワメジャー産駒

過去5年、阪神芝1600mの最多45勝は【45.41.43.260】のディープインパクト。本レースでもダノンファンタジーが勝利を挙げており、サトノレイナスもソダシに迫る好走をみせている。

これに続くのは【21.22.22.190】のロードカナロア、次点は【21.11.18.136】のハーツクライ。【15.13.13.87】のエピファネイア、さらには【15.12.7.69】のキングカメハメハと続く。

ランク外の種牡馬で注目したいのはダイワメジャー産駒。集計期間内のGI勝利数はディープインパクトに次ぐ3勝と相性の良さがうかがえる。本レースでもレシステンシアなどが勝利を収めており、阪神マイルGIでパフォーマンスを上げる種牡馬。ここは同産駒が買いとのジャッジを下したい。

今年出走予定のダイワメジャー産駒はアスコリピチェーノボンドガール。今回はこの2頭を考察する。

■外国人騎手の力がダイワメジャー産駒を後押し

父ダイワメジャー×母父デインヒルダンサーのアスコリピチェーノ。東京芝1400mの初陣を飾ると、勢いそのままに新潟2歳Sで重賞制覇を成し遂げた素質馬だ。前走1着から阪神芝1600mのGIに参戦したダイワメジャー産駒の成績は【3.1.0.4】単勝回収値312。そのなかには4番人気1着レシステンシア、6番人気1着セリフォスも含まれており、3連勝で2歳牝馬世代の頂点に立つ可能性は高いと見た。

もう1頭のボンドガールは今回騎乗予定のT.マーカンドがキーパーソン。こちらも集計期間内で見たとき、ダイワメジャー産駒×外国人騎手騎乗馬の阪神芝1600m成績は【3.4.2.6】馬券内率60%。ディープインパクト産駒やロードカナロア産駒との比較で、ややズブい印象もあるダイワメジャーの仔には剛腕の外国人騎手が合うのだろう。

前走アルテミスSこそ敗戦を喫したボンドガールだが、新馬戦はD.レーンの手綱で勝利。当時下したチェルヴィニアはここに出走していれば1番人気濃厚だった馬だ。血統×騎手のマッチングで好走率が跳ね上がる今回、アスコリピチェーノ同様に警戒すべき1頭と捉えたい。

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文●SPREAD編集部

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