京都・東山で82歳男性死亡、殺人事件と断定 背中に刺し傷、捜査本部を設置

東山署

 京都市東山区のマンションで3日夜、背中から血を流して倒れていた男性が死亡した事件で、京都府警は4日、司法解剖の結果、背中に複数の刺し傷があることから殺人事件と断定した。同日夜、東山署に捜査本部を設置した。

 事件は3日午後8時45分ごろ、京都市東山区本町通塩小路下ルのマンションで、住人の無職岡田好次郎さん(82)が、階段2、3階の踊り場で背中から血を流して倒れているのを住民が発見し、119番した。岡田さんは救急搬送されたが、病院で死亡が確認された。

 東山署によると、岡田さんは1人暮らし。階段は外部からも立ち入ることができる状態だった。現場は京阪電鉄七条駅から南東に約400メートルの住宅街。

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