生命の再生祈り 遠山郷の霜月祭り始まる【長野・飯田市】

南信州・遠山郷に冬の訪れを告げる霜月祭りが始まりました。煮えたぎる湯を素手ではじくと、観客から歓声が上がりました。

子どもたちも参加して、伝統をつないできました。中央のかまどで、熱い湯が煮えたぎっています。
2日、飯田市南信濃の熊野神社で始まった「霜月祭り」。

【大天狗が登場】

様々な舞が披露されます。こちらは大天狗の「火王(ひおう)」。釜の湯を素手で左右に飛ばします。

特徴ある面が見られるのも祭りの醍醐味です。保育園児や小学生も盛り上げました。

■埼玉から
「すごい、ただただ感動しました。面がすごいし、子どももかわいかった」

4人が掛け声とともに暴れ回る「四面(よおもて)の暴れ舞」。
最後は奥へと連れ戻されます。
コロナ禍で祭りの中止や見物の制限をしてきましたが、今年は制限をなくし、大勢の観客が集まりました。

■氏子
「継続するためにどうするかを常に考えている、どうするか難しい」
■氏子
「霜月祭りの幕開け、こんなにに来てもらって感激した」

霜月祭りは、15日まで遠山郷8カ所の神社で開かれます。

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