ハチの巣を見つけた時、絶対にしてはいけないNG行為5選! 超危険な理由と正しい対処法とは

毎年4月〜6月頃に巣作りが始まる『ハチの巣』

毎年4月〜5月になると女王バチが子育てを始める時期に入るため、働きバチたちが巣作りを開始します。さらに6月〜7月に入ると働きバチがさらに増え、徐々によく見るハチの巣が完成し始めます。

そして8月〜9月にハチの巣が完成すると、とうとう女王バチが巣の中へと入るため、特に女王バチを守る働きバチたちが攻撃的になる時期です。

したがって、家にハチの巣を作られたくない人は、巣作りを始め、且つ働きバチが少ない4〜5月の間にハチの巣対策や駆除を行うことが重要です。

ハチの巣を見つけた時、絶対にしてはいけないNG行為5選

ハチの巣が家のベランダや軒下にできてしまったからと言って、勝手な行動をとってしまうのは危険です。ここでは、ハチの巣を見つけた時、絶対にしてはいけないNG行為とその理由を解説します。

1.安易にハチの巣に近づいてしまう

まず、ハチの巣ができているからといって、むやみに近づくことはやめましょう。もちろん、ハチの巣の状態が気になるからといって、覗き込むことも禁止です。

ハチは直接手で触れなくても近くにやってきた外敵に対して攻撃性を強める習性があります。匂いなどにも敏感なので、安易にハチの巣に近づかないようにしましょう。

2.ハチの巣の近くで大声を出す

ハチは音にも敏感です。そのため、ハチの巣の近くで大声を出すと警戒心が高まり、襲いかかってくる危険性もあるので絶対にやめてください。

特に小さなお子様がいるご家庭では、お子様が近くで大声で叫んだり騒いだりしないよう注意しましょう。公園などにもハチの巣が作られることがあるので、日頃から注意喚起しておくと安心です。

3.ホースなどでハチの巣に水をかける

ハチの巣を見つけた時、どうにかしてハチたちを弱らせようとホースを使って水をかけるという人がいます。しかし、これは意味がない上に、ハチたちを怒らせてしまう行為なので絶対にやめてください。

水をかけられたからといって、ハチが死んだりひどく弱るということはありません。むしろ水をかけられたことによって、巣が襲われていると察知し、襲いかかってくる危険性が高まります。

4.昼間にハチの巣に殺虫剤を噴射する

ハチの巣を自分で駆除する場合、殺虫剤をハチの巣の中まで行き渡らせるという方法があります。しかし、ハチは昼間に活発化するため、ハチの巣の駆除は夜間に行うことが推奨されています。

昼間にハチの巣に殺虫剤を噴射してしまうと、殺虫剤の影響を受けなかった働きバチが一斉に襲いかかってくる危険性があるからです。

また、巣が危険な事態に陥っていることを察知し、近くにいた働きバチが戻ってきて、対象者を襲うことも考えられます。非常に危険なので、昼間の駆除は控えましょう。

5.手で振り払ったり走って逃げようとする

ハチの巣の近くに行ってしまった時、ついハチがいるからと手で振り払ったり走って逃げようとしたりする人は多いでしょう。

しかし、ハチは勢いよく動くものに対して襲いかかる習性を持つので、このような動作はハチの攻撃性を高めてしまいます。非常に危険なので、刺激しないようゆっくり背を向けずに距離をとりましょう。

ハチの巣を見つけた時の正しい対処法は?

ハチの巣を見つけた時は、基本的にハチの巣を駆除してくれる業者に依頼する方法が最も正確ですし、安全です。地域ごとに多くの害虫駆除業者があるので、比較的すぐに来てくれますよ。

一片が15cm未満の小さなハチの巣であれば、まだ働きバチがたくさん住み着いているわけではないため、自分で駆除することができると言われています。

しかし、昼間は働きバチが少数であっても警戒心を高めているので、活動を休止している夜間を狙って厚手の長袖長ズボン、手袋や頭を守るものを着用した上で駆除を行いましょう。

少し離れた場所から殺虫剤を3分ほど噴射し続け、その後、巣の入り口から内部に向けて殺虫剤を噴射しましょう。最後に長い棒を使ってハチの巣を落とし、ゴミ袋に入れて完了です。念の為、ゴミ袋の中、そしてハチの巣が作られていた場所に殺虫剤を撒いておきましょう。

ハチの巣を見つけたら無理せず業者に駆除依頼しよう

いかがでしたか。ハチの巣を見かけた時は、無理に自分で行おうとせず、専門業者に依頼する方法が最も手っ取り早く確実です。安全に夏を過ごすためにも、ハチを刺激するような行動は控えましょう。

© 株式会社シュフーズ