茨城県立中・中教校入試、ウェブ出願で混乱 県教委、期日再設定へ 登録未了15人、書類不備104人

ウェブ出願の期日再設定を知らせる県教委のホームページ

茨城県教育委員会は4日、本年度導入した県立中学・中等教育学校の選抜検査のウェブ出願で、出願登録しないまま提出した志願者が3日現在で7人に上るなどの混乱があったと発表した。登録が間に合わなかった志願者も8人いた。県教委は志願者情報の入力期間を6日午前8時半から8日正午、書類提出は11日までに簡易書留の速達で郵送(当日消印有効)するよう、それぞれ期日を再設定する。

ほかにも104人の出願書類に不備があった。この不備については、志望校側から保護者へ連絡する。

出願書類は、保護者がインターネットの「いばらき電子申請・届出サービス」で作成。写真データや志願理由などの情報を入力後に発行された願書を印刷し、志望校の出願用封筒で郵送する仕組み。県教委によると、登録未了だった志願者の多くは、手続き終盤に表示される確認画面で申し込みボタンを押さずに願書を印刷したため、登録されなかったという。

県教委は「周知方法に見直すべき点があった」としている。

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