【インドネシア】複合CTコープ、2商業施設に太陽光パネル[公益]

トランス・スタジオ・モール・チブブールに設置された屋根置き型太陽光発電パネル(トランス・スタジオ・モール・チブブール提供)

インドネシアの複合企業CTコープ傘下の商業不動産部門トランス・ショッピング・モール・グループは、西ジャワ州2カ所で運営するモールに太陽光発電パネルを設置した。今後さらに同グループが運営するショッピングモールに設置を進めていく計画だ。

太陽光発電パネルを設置したのは、西ジャワ州バンドンの「トランス・スタジオ・モール・バンドン」、同州チブブールの「トランス・スタジオ・モール・チブブール」で、それぞれ先月27日、4日に稼働開始を発表した。三井物産が出資するインドネシアの産業・商業顧客向け分散型太陽光(屋根置き太陽光)事業者スルヤ・ダヤ・インドネシアが設置を手がけた。

バンドンの発電量は年間150万キロワット時。チブブールは同210万キロワット時。それぞれ二酸化炭素(CO2)排出量を年間140万トン、同190万トンを削減する効果があるという。

トランス・ショッピング・モール・グループは、今後さらに南スラウェシ州マカッサルや東ジャワ州スラバヤで展開するモールでも同様に太陽光発電パネルの設置を進める。合計発電量は年間750万キロワット時以上となり、年間660万トンのCO2削減につなげるとしている。

同グループのアプリ最高執行責任者(COO)はNNAに対し、マカッサルのトランス・スタジオ・モールに設置する太陽光発電パネルの発電量は、チブブールの2倍程度の規模になり、国内で太陽光発電パネルを設置する商業施設としては最大級になると明らかにした。すでに建設を進めており、来年5月にも稼働を開始できるとの見通しを示した。

このほかスラバヤの「トランス・アイコン・モール・スラバヤ」でも設置に向けて調査を進めている。

太陽光発電パネルの稼働記念式に出席した、トランス・ショッピング・モール・グループのアプリCOO(左から3人目)、スルヤ・ダヤ・インドネシアのエカ・マネジングディレクター(右から3人目)ら関係者=4日、ジャカルタ特別州(NNA撮影)

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