【インド】ミゾラム州議会選、政権交代へ[政治]

インド北東部ミゾラム州の州議会選挙(定数40議席)で、6党連合のゾラム人民運動(ZPM)が過半数を取得し勝利した。前回の州議会選で勝ったミゾ国民戦線(MNF)は10議席と大幅に議席を減らし、政権交代となる見通しだ。

4日の開票で、ZPMが27議席、MNFが10議席、国政与党のインド人民党(BJP)が2議席、国政で最大野党の国民会議派(INC)が1議席をそれぞれ暫定で獲得した。

インドでは11月、ミゾラムを含めた5州で州議会選の投票があった。ミゾラムを除く4州では3日に開票があり、西部ラジャスタン、中部マディヤプラデシュ、チャッティスガルの3州でBJPが勝利した。

BJPはラジャスタン州(定数200議席)で115議席、マディヤプラデシュ州(定数230議席)で163議席、チャッティスガル州(定数90議席)で54議席を獲得し、それぞれ単独過半数を確保した。

ロイター通信によると、3州の世論調査や出口調査ではINCとの接戦になるとみられていた。BJPが大方の予想を上回る大勝を収めたことになる。モディ首相は選挙結果について「未来への明るい保証」と述べるなど、来年の総選挙(下院選)での勝利に自信を深めている。

© 株式会社NNA