2014年創業の日本では数少ない離島のワイナリー
五島つばき空港から車で5分ほどの鬼岳の麓にある『五島コンカナ王国』内にある『五島ワイナリー』。
ブドウの自社栽培から取り組みをはじめ、2014年4月に自醸設備を備えた長崎県初のワイナリー。今までは他県栽培のブドウも使用していましたが、今年からは自社栽培のブドウのみでワインを展開できるようになったそうです。
ちなみに、醸造長はニュージーランド出身のアーロン氏が務めています。
自社栽培ブドウの「ワイン」は、ワイナリーがある五島コンカナ王国をはじめとするグループのホテルやレストランで提供されているほか、ワイナリーに併設した店舗や通信販売により販売されています。また、敷地内では五島ワイナリーで製造されたワインの飲み比べを体験することができます。
自社栽培したブドウを使い、離島で醸造される「島ワイン」としては国内では北海道・奥尻島に次いで2例目になるそうです。
美しい海が見渡せる自社ブドウ園
ブドウの栽培面積は自社栽培2.4ヘクタール。収穫時期は8月上旬です。
作られているブドウの品種は、「キャンベル・アーリー」、「マスカット・ベリーA」、「ナイアガラ」という国産品種が主体で、現在では「シャルドネ」、「シラー」、「プティヴェルド」などヨーロッパ系の品種も栽培し、五島列島の温暖気候に何が合うのかも試しているそうです。
ブドウ畑は島特有の潮風の恩恵を受けており、その昔火山として活動していた『鬼岳』周辺の火山灰質のミネラル分が多い土壌で育てられています。火山灰質特有の土壌なので水はけも良く、ブドウ樹がしっかり根付いている印象です。
ゆったりした五島時間をワインで楽しむ
訪問時にいただいたワインは「マスカットベリーAの赤ワイン」、「キャンベルアーリーのスパークリングワイン 」、「キャンベル・アーリーのロゼワイン 」の3種類。
それぞれの特徴は...
「マスカットベリーAの赤ワイン」
山梨県産と五島産のマスカット・ベリーAを使って作られた”1,000本限定”の醸造ワイン。華やかな香りを持ちながら、渋みは少なく重すぎずスッキリとした味わいです。
「キャンベルアーリーのスパークリングワイン 」
五島産のキャンベル・アーリーと五島椿の酵母を使用した地域色豊かなスパークリングワイン。キャンディーのようなやさしい甘みとそれを包む心地よい泡がバランスよく口中に広がります。
「キャンベル・アーリーのワイン 」
五島産100%のキャンベル・アーリーと五島椿の酵母を使用したワイン。フレッシュなシトラスの香り漂うすっきりとしたドライテイストが特徴です。
天気が良ければ鬼岳を望む最高のロケーションで、昼間から数種類のワインの飲み比べを存分に楽しむことができます。
五島列島特有の特性を最大限活かしながら造ることを目指し表現されたワイン!五島列島に訪れた際はぜひ訪れて味わってみてください!
五島ワイナリー
〒853-0013 長崎県五島市上大津町2413
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*取材・文・撮影:ニッポンごはん旅編集長
*この記事は2023年10月時点の情報を基に作成しています。
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ライター:ニッポンごはん旅編集部