師走に入り初氷と霜を観測 冷え込む京都

河川敷の草にびっしりとついた霜。朝日が差し込むと白く輝いていた(4日午前7時51分、京都市左京区・鴨川北大路橋上流の河川敷)

 師走に入り、早朝の冷え込みが続く京都市で4日朝、初氷を観測した。左京区の鴨川河川敷では数十メートルにわたって霜が降り、レンズを向けると樹氷のように、朝日を受けて輝いていた。

 京都市の最低気温は12月下旬並みの2.5度(平年5.1度)で、3日連続で2度台を記録している。京都地方気象台によると、霜は空気中の水分が地面の落ち葉や草木の表面に凍り付いた結晶で、5度以下まで冷え込み、風が弱い日に見られるという。

 鴨川の北大路橋上流の左岸河川敷では、枯れ草にびっしりと霜が付き、地面は真っ白に。散歩やランニングしている人たちも白い息を吐き、冬本番を実感していた。

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