任期満了に伴う兵庫県高砂市長選(来年3月31日告示、4月7日投開票)に、現職の都倉達殊(たつよし)氏(64)が再選を目指して立候補する意向を固めたことが4日、分かった。5日開会の市会定例会で正式表明する見通し。
都倉氏は同市出身。南九州大園芸学部卒業後、電源開発(Jパワー)の関連会社勤務を経て、1990年に清掃管理や造園施工を手がける「トクラ」(高砂市)に入社。同社社長、会長を歴任した。
2020年の市長選に初当選後は、安全安心なまちづくりに向け、学校周辺を中心に防犯カメラの設置を推進。老朽化と医師不足に悩む高砂市民病院については、移転建て替えを含めた将来構想(素案)を表明し、医師確保や市民への説明を進めている。
同市長選への立候補を表明している人は現時点ではいない。(中川 恵)