湯布院町の観光客らに完熟カボスPR 認知度向上へ駅前などでイベント【大分県】

完熟カボスを受け取る観光客(右)=JR由布院駅前
完熟カボスの詰め放題に挑戦する子ども=由布市湯布院町のゆふいんラックホール

 【由布】完熟カボスをPRするイベントが2日、由布市湯布院町のJR由布院駅前などであった。この時期に県内でしか味わえない完熟カボスをアピールし、認知度向上とリピーター客を増やす目的。

 「ゆふいん完熟かぼす祭り」として、由布院温泉観光協会や同旅館組合、由布市まちづくり観光局、JAおおいた、JA全農おおいたの5団体でつくる実行委員会が開いた。皮が黄色くなった完熟カボスは、酸味がまろやかで果汁が多い。日持ちがしないため県外への流通はほとんどないという。

 開会式で、実行委員長の太田慎太郎・由布院温泉観光協会代表理事が「完熟カボスに関して初めてのコラボ。新たな取り組みに大きな期待をしている」とあいさつ。観光客らに県産の完熟カボスと豚汁を振る舞った。

 近くのゆふいんラックホールでは子ども向けのイベントを開催。完熟カボスの特徴や切り方などについて伝えた後、フルーツポンチに果汁を搾って試食した。参加者は「さわやかな味。入れる前に比べてさっぱりした」などと話した。果実の詰め放題にも挑戦した。

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