山本由伸の争奪戦 「ジャイアンツが勢いを増している」と米記者

今オフの移籍市場において、最大の目玉である大谷翔平を除くと最も注目されているのが山本由伸だ。正式にポスティング公示された直後の時点で全30球団の半数近くが関心を寄せていたことが明らかになっており、すでに5チーム前後に絞られたとみられる大谷争奪戦以上に激しい争いとなっている。そんななか、ジャイアンツが有力な移籍先として浮上。「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者は、山本争奪戦において「ジャイアンツが勢いを増しつつある」と伝えている。

ジャイアンツが優勢であることを報じているのはモロシ記者だけではない。地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」のスーザン・スラッサー記者は「ジャイアンツと山本についての話題がとても多い」とリポート。スラッサー記者によると、山本獲得を狙う他球団の関係者のなかには「ジャイアンツが有利な立場にある」と考えている者もいるという。

とはいえ、他球団もジャイアンツの攻勢をただ眺めているわけではない。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、ヤンキースはフアン・ソトをめぐるパドレスとのトレード交渉が難航するなかで、山本を「ナンバーワンの補強ターゲット」としており、「獲得のためなら出来ることは何でもやる」と意気込んでいるようだ。

一方、圧倒的な資金力を持つスティーブ・コーエン・オーナーを擁するメッツを最有力候補に挙げる声もあり、「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマ記者によると、メッツは山本が渡米後に面会するチームのなかに含まれているという。また、地元紙「ボストン・グローブ」のピート・エイブラハム記者は、レッドソックスも山本争奪戦のファイナリストに含まれる見込みであることを伝えている。

場合によっては大谷争奪戦よりも早く決着する可能性もある山本争奪戦。25歳の若きエース候補を手に入れるのは、いったいどのチームだろうか。

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