プロ選手を招いた女子野球教室が2、3の両日、遠野市東穀町の稲荷下屋内運動場で開かれ、児童生徒は一流の心技体を体得しようと練習に励んだ。
県内の小中学生延べ約60人が参加。青森県出身で中日で活躍する松山晋也投手(23)、2006年パ・リーグ新人王の元左腕で中日スカウトの八木智哉さん(40)が投球やけん制、打撃の技術面からメンタル面まで指導した。
野球教室は遠野市に拠点を置く岩手絆女子野球クラブが主催。佐々木幸浩代表(57)は「女子野球の裾野は着実に広がっているが、まだ十分とは言えない。新たな才能が競技に親しみを感じ、活躍できる環境づくりに今後も取り組みたい」と見据える。