ドジャース・ベッツ 来季は二塁のレギュラーとしてプレー見込み

日本時間12月5日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はテネシー州ナッシュビルで行われているウィンター・ミーティングの場でメディアの取材に応じ、右翼手として6度のゴールドグラブ賞に輝いているムーキー・ベッツを来季は二塁のレギュラーとして起用する方針を明らかにした。ドジャース移籍後、毎年数試合だけ二塁手としてプレーしていたベッツだが、今季は右翼で77試合、二塁で62試合、遊撃で12試合にスタメン出場。来季からは主戦場を内野へ移すことになった。

ロバーツ監督は「彼はゴールドグラブ賞を受賞した経験のある右翼手だ」と前置きしつつ「よく打てる二塁手がいるならば、その選手を二塁で起用することによってチーム全体の得点力を上げられる」とコメント。「我々はジェイソン・ヘイワードと再契約した。相手投手が右腕のときは、ヘイワードを右翼手として起用することで、ゴールドグラブ賞レベルの右翼守備をキープできる」とヘイワードとの再契約がベッツの二塁コンバートの要因となったことを明らかにした(ドジャースはヘイワードとの再契約をまだ正式発表していない)。

また、ロバーツ監督によると、ベッツが正二塁手としてプレーするのは来季に限った話ではないという。「私は彼が残りのキャリアを二塁手としてプレーするのではないかと思っている」とロバーツ監督。「私も嬉しいし、最も重要なのは、ベッツ自身が喜んでいるということだ」と付け加えた。ベッツはマイナー時代、主に二塁手としてプレーしており、メジャー昇格後も内野手としてプレーしたいという希望を持ち続けていたが、ようやく本格的にそれが実現することになったのだ。

今季のように、ベッツを右翼、二塁、遊撃を兼任するユーティリティ・プレーヤーとして起用する選択肢もあったはずだが、ロバーツ監督は「彼はあのような不安定な起用法を望んでいないと思う」とコメント。二塁にベッツ、右翼にはヘイワードをなるべく固定し、遊撃には故障から戻ってくるギャビン・ラックスとベテランのミゲル・ロハスを併用していく方針のようだ。これにより、ドジャースのセンターラインには安定感がもたらされることになるだろう。

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