フィリーズがトムソン監督と2025年まで契約延長 2年連続PS進出

日本時間12月5日、フィリーズはロブ・トムソン監督との契約を2025年シーズンまで延長したことを発表した。トムソンは2022年シーズン途中に解任されたジョー・ジラルディの後任としてベンチコーチから暫定監督に昇格。就任後の111試合で65勝46敗と結果を残し、ポストシーズンでもワイルドカードから勝ち進んでリーグ優勝を成し遂げると、今季は2年連続となるリーグ優勝まであと一歩に迫った。来季が契約最終年だったが、1年延長されて2025年シーズンまで指揮を執ることになった。

リーグ優勝決定シリーズ第7戦に敗れて惜しくも2年連続のリーグ優勝を逃したあと、デーブ・ドンブロウスキー編成本部長は「トムソン監督が契約残り1年で来季を迎える可能性」について問われ、特に懸念を示さなかった。それはトムソン自身も同様だったが、おそらく両者ともスプリング・トレーニングが始まる2月までに契約延長が実現すると考えていたのだろう。

2022年6月にジラルディからチームを引き継いだトムソンは、いきなり8連勝で華々しくスタート。フィリーズはその後も快進撃を続け、ジラルディ解任時に22勝29敗だったチームは見事に2009年以来13年ぶりとなるリーグ優勝を成し遂げた。トムソンはその手腕を評価され、2022年10月の時点で正式に監督に就任し、2年契約を結んだ。

トムソンにとって初のフルシーズンとなった今季は、またしもブレーブスの後塵を拝したものの、90勝72敗でワイルドカードを獲得し、地区シリーズでは2年連続で宿敵ブレーブスを撃破。リーグ優勝決定シリーズではダイヤモンドバックスを追い詰めたものの、3勝2敗から2連敗を喫し、惜しくも2年連続でワールドシリーズに駒を進めることはできなかった。とはいえ、トムソンの手腕に対する高い評価は変わっておらず、ウィンター・ミーティング初日に契約延長が発表された。

現在60歳のトムソンは、長年ヤンキースでコーチを務めていた人物。2008年にベンチコーチとしてスタッフに加わると、2009~14年は三塁ベースコーチを務め、2015~17年は再びベンチコーチを務めた。2018年にフィリーズのベンチコーチとなり、2022年途中から監督としてチームを率いている。

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