「ブレーブスは大谷獲得を真剣に考えていない」と公式サイト番記者

日本時間12月5日、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者は大谷翔平の移籍先の候補として「ブレーブスは見落とされるべきではない」と報じたが、2001年から20年以上にわたってMLB公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマン記者はブレーブスの大谷獲得の可能性について否定的な見解を示している。ボーマン記者は「ブレーブスは大谷獲得を真剣に考えていない」とリポートし、ファンからの「獲得はあり得るか?」との質問にも「ないと思う」と返答した。

モロシ記者はブレーブスが大谷陣営と何度か話し合いを行ったことを報じているが、ボーマン記者は「ブレーブスの大谷に対する関心はシリアスなものではない」とブレーブスが真剣に大谷獲得を考えているとの見方を否定している。また、ブレーブスはディラン・シース(ホワイトソックス)をトレードで獲得する有力候補にも挙げられているが、ボーマン記者はシースを獲得できる可能性も低いと考えているようだ。

ブレーブスのアレックス・アンソポロス編成本部長は「我々がこれまで、すべての時間ではないにしても、大部分の時間において一貫して取り組んできたことがある。それは情報を外部に漏らさないということだ。基本的に、我々は興味を持っている選手のことをリークしない」とコメント。実際、ブレーブスが選手と契約を結ぶ際は、球団からの公式発表が第一報となるケースが多い。アンソポロス編成本部長の発言には説得力がある。

つまり、「ブレーブスが大谷陣営と接触した」という情報が外部に漏れたことは「ブレーブスが大谷獲得を真剣に考えていない」ということの証なのだろう。ボーマン記者はブレーブスがぜいたく税を回避するための方法として、マーセル・オズナやライセル・イグレシアスをトレードすることにも言及。すでに来季のペイロール(2億2000万ドル)は今季(2億500万ドル)を上回っており、ぜいたく税の対象となるペイロールも2番目のぜいたく税ラインである2億5700万ドルに迫っている状況のため、年平均5000万ドルとも言われる大谷をブレーブスが獲得する可能性は限りなく低いと判断したほうがよさそうだ。

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