NHKの稲葉会長が陳謝 取材メモのネット流出問題で

NHKの稲葉延雄会長

 NHKの記者の取材メモなどがインターネット上に流出した問題で、同局の稲葉延雄会長は5日、参院総務委員会に出席し「取材対象者との信頼関係を損なうだけでなく、NHKに対する視聴者の皆さまからの信頼を損なう、あってはならないこと。深くおわび申し上げたい」と陳謝した。

 同問題を巡っては、子会社が契約する30代の派遣スタッフが、流出させたことを認めた。このスタッフは、局内の端末に登録された企画案や取材メモを閲覧できる立場だった。稲葉会長は、端末へのアクセス権限の見直しを始めたとし「全国で緊急点検を行い、再発防止を徹底したい」と述べた。

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