江東区長選挙に立候補。小暮 裕之(こぐれ・ひろゆき)氏の経歴・政策まとめ

前区長の辞職に伴う江東区長選挙が12月3日告示、12月10日投開票の日程で実施されています。今回の江東区長選挙には届け出順に、自民党・公明党・国民民主党・地域政党「都民ファーストの会」が推薦する大久保朋果氏(52)、地域政党「自由を守る会」が推薦する三戸安弥氏(34)、猪野隆氏(58)、日本維新の会が推薦する小暮裕之氏(44)、立憲民主党・共産党・れいわ新選組・社民党・地域政党「東京・生活者ネットワーク」・政治団体「緑の党グリーンズジャパン」が支持する酒井菜摘氏(37)の無所属新人の5名が立候補しました。本記事では無所属新人の小暮裕之氏についてご紹介します。

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埼玉県春日部市生まれ、獨協医科大学卒業。勤務医を経て、クリニックを開院

小暮氏は1978年 埼玉県春日部市生まれ、獨協医科大学卒業。総合病院国保旭中央病院勤務、国立成育医療研究センター勤務等を経て、2010 年に有明こどもクリニック有明院を開院しました。その後、有明みんなクリニック、有明ひふかクリニックなど国内に計5院、ベトナムハノイで東京ベイファミリークリニックを開業。2019 年に病児保育室フローレンス豊洲を開園、医療経営大学を開設しました。現在は医療法人社団モルゲンロート理事長を務めています。

小暮氏が掲げる政策とは

小暮氏は自らのホームページにおいて以下の施策を公表しています。

その1 江東区民ファーストで徹底した行政改革と情報公開。
区民のためにならない行政コストは徹底的にカット。天下りを廃止します
私、小暮裕之は透明性を最優先に、政治家や官僚が主導する現行の行政システムを根本から見直します。利権に依存せず、開かれた情報公開を実現し、区民のための、区民の声が、政策に反映される政治を目指します。これにより、江東区民が信頼し、一緒に歩むことができる行政を築きます。

その2 子育てのしやすさNo. 1の江東区をつくります。
子育て世帯と夫婦への全面的支援・教育革新による未来への投資
私、小暮裕之は、子育て世帯と夫婦への全面的支援と教育革新による未来への投資を最優先事項とします。まず、「出産費用の無償化(上乗せ支援)」を導入し、新しい家族を迎える夫婦に安心を提供します。さらに、子育て支援金を「教育バウチャー」として提供し、子どもの教育費用への負担を軽減します。
住民税の軽減にはフランス式「N分のN乗方式」を採用し、子どもが増えるほど税額を減らす仕組みを導入します。保育料の全世帯無償化、保育園の送迎時間短縮プログラムを設けることで、忙しい保護者の負担を軽減し、保育園でのオムツ無料配布を行い、家庭の時間的、経済的な負担を減らします。
不登校や学校に不安を感じる児童に対しては、サポート体制を強化します。個々のニーズに合わせた教育の提供と心理的な支援により、全ての子どもが安心して学ぶ環境を提供します。
さらに、IT技術を活用した教育を推進し、デジタル時代に必要なスキルの習得を促します。また、教育の効果を正確に評価し、改善を図るための学校評価システムを導入します。
転校を自由化することで、子どもたちに最適な教育環境を選択する自由を与えます。これは、教育の質の向上と子どもたちの学びへの意欲を高めることに寄与します。
また、高齢者と連携した学童保育を充実させ、世代間の交流を通じた学びの場を提供します。これにより、子どもたちに多様な価値観や経験を学ぶ機会を与えるとともに、高齢者にも活躍の場を提供します。

その3 高齢者の社会参加と充実した生活の支援
私、小暮裕之は、高齢者の社会参加と充実した生活の支援に力を入れています。この一環として、世代間子育て支援プログラムの開発と、高齢者によるシッター・学童保育サポートの促進を進めます。これらの施策は、地域社会の活力を高めると同時に、高齢者と若い世代の間の絆を深めることに貢献します。
世代間子育て支援プログラムでは、高齢者が自身の経験や知恵を生かし、子育て中の家族をサポートします。高齢者は保育園や学童保育でのボランティア活動を通じて、子どもたちに愛情と知識を提供すると同時に、彼ら自身も新たな刺激と生き甲斐を得ることができます。この取り組みは、高齢者と子どもたちの相互学習と理解を深め、社会的孤立を防ぐ重要な役割を果たします。
また、高齢者によるシッター・学童保育サポートを促進することで、忙しい保護者を支え、子育ての負担を軽減します。このプログラムにより、高齢者は自分たちのスキルや経験を活かしながら、地域の家庭の実情に貢献し、世代間のつながりを強化することができます。
特に、昔から江東区に住む高齢者が、地元の知見を活かして観光ガイド(必要に応じて通訳付)を務めることには大きな意義があります。彼らは江東区の歴史、文化、そして変遷を深く理解しており、その知識と経験を活かすことで、訪問者に対して地域の魅力をより豊かに伝えることができます。これにより、地域の歴史と文化が生き生きと伝えられ、次世代への伝承が可能になります。

その4 医療サービスの充実
私、小暮裕之は、医療サービスの充実を通じて、江東区民の健康と福祉の向上を図ります。私たちの子どもたちは未来の財産であり、その健康は社会全体の基盤です。この理念に基づき、以下のような医療サービスの強化を実施します。まず、週末に提供する子どもの健診サービスは、忙しい保護者にとって大きな安心をもたらします。さらに、子どもの予防接種と健診のデジタル化を進め、郵送料の削減と情報管理の効率化を図ります。これにより、より多くの家庭が簡単かつ迅速に健診やワクチンの情報、サービスを得ることができます。
また、インフルエンザやおたふく風邪などのワクチンを無償化し、病気から子どもたちを守ります。女性の健康に特に重点を置き、子宮がん検診と乳がん検診を無料化し、早期発見・早期治療を促進します。
産前産後ケアの充実も図ります。これには、医療サポートの強化だけでなく、心理的なケアや家庭でのサポートも含まれます。これにより、新しい命を迎える家族が安心して出産と育児に向き合える環境を整えます。

その5 「区民共創改革」による財政の透明化
私、小暮裕之は、「区民共創改革」を通じて財政の透明化を実現します。これは、江東区民が直接政策決定に関与し、その過程を完全に公開することにより、責任ある行政運営を目指す取り組みです。
まず、公開フォーラムやワークショップを定期的に開催し、区民の皆様から直接意見を聴取します。ここでの議論と提案は、政策決定の重要な指針となり、区民のニーズに基づいた政策の実現を目指します。さらに、民間企業の視点を取り入れた行政の効率化を進め、無駄のないスリムな行政運営を実現します。
また、次世代の意見を反映させるために「子ども記者」や「子ども委員会」を設置します。これにより、子どもたちの視点からの提案や意見を政策に取り入れ、多世代にわたる区民参加を促進します。
「区民共創改革」は、単なる透明性の向上に留まらず、区民一人ひとりが政策決定に参加し、共に江東区を創り上げていく新しいスタイルを目指します。そして、スタートアップ支援を通じて、革新的なアイデアと技術が江東区のさらなる発展に貢献することを期待します。

その6 身を切る改革で「政治と金」問題を解決 区政の透明性と責任の明確化
天下りの廃止、利権の原因となる企業献金を一切受け付けません。
私、小暮裕之は、区政の透明性と責任の明確化を実現するために、身を切る改革で「政治と金」問題の具体的な施策を実行します。
まず利権に根ざす企業献金を断固として受け入れません。
そして、区長である私の給与を3割削減し、退職金を全額カットします。この決定は、2023年4月1日時点の給与から施行され、公共資金の効率的な利用と区民への責任を示します。
任期の最終盤には辞任し、2027年4月の区議会議員選挙と同時に区長選挙を行うことで、選挙コストを削減し、財政の効率化を図ります。さらに、天下りの廃止などを含む行政コストの徹底的な削減を進め、区政運営のスリム化を目指します。

その7 江東区の活性化と賑わい
私、小暮裕之は、江東区の活性化と賑わいを創出するため、以下のような施策を推進します。江東区の魅力を高め、地域コミュニティを活性化することで、住民と訪問者に喜びをもたらすことを目指します。まず、古き良き街並みと現代的施設の融合を図り、魅力的な街並みを整備します。この取り組みにより、江東区の歴史と現代性が共存するユニークな風景が生まれ、住民と訪問者の双方にとって魅力ある空間を創造します。江東区の強みである水辺の活性化と環境保全にも注力し、美しい自然と快適な公共空間を提供します。これにより、地域住民と訪問者が自然を楽しむことができるだけでなく、持続可能な環境保全にも貢献します。
さらに、子どもから大人まで楽しめる多様な文化・レクリエーション施設の整備を行い、地域に新たな活力をもたらします。これらの施設は、地域住民の交流の場としてだけでなく、文化的・教育的な価値も提供します。
さらに、ふるさと納税を活用してこれらの地元産業を活性化します。これにより、地域特有の産業や文化を支援し、地元産業の魅力を全国に発信することが可能となります。
これらの施策に加えて、私は江東区におけるスタートアップ企業の支援を提案します。この支援により、イノベーションを促進し、地域経済の活性化に貢献することができます。具体的には、若い起業家やイノベーターへの資金援助、インキュベーション施設の提供、ネットワーキングイベントの開催などを行い、新しいビジネスの創出と成長を支えます。

その8 防災の重要性と災害時の迅速な対応
私、小暮裕之は、防災の重要性と災害時の迅速な対応を江東区の優先事項として位置づけます。大規模災害に備え、初動対応の改善と迅速な復旧作業を促進することで、区民の安全と安心を守ります。
まず、大規模災害時の初動対応を改善するため、事前の準備と計画を徹底します。災害情報の伝達手段を多様化し、迅速かつ正確な情報提供を可能にします。また、自衛隊の災害時活動を明確化し、危機管理体制の強化を図ります。
災害時の迅速な復旧作業の促進と、災害廃棄物撤去のためのモデル制度を導入します。これにより、災害後の早期復旧を目指します。土砂災害防止のためには、適切な森林管理を行い、自然災害のリスクを低減します。
インフラの老朽化対策として、デジタル化を推進し、より効率的かつ堅牢なインフラを構築します。非常用電源の燃料備蓄と品質維持を確実に行い、災害時のエネルギー供給の確保を図ります。

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