サガン川井監督 シーズン終了報告 リーグ14位「もっと上に行きたかった」

山口祥義知事(左)にシーズン終了を報告したサガン鳥栖の川井健太監督=県庁

 サッカー・J1サガン鳥栖の川井健太監督が4日、県庁を訪問し、山口祥義知事にシーズン終了を報告した。今季はリーグ14位で終え、川井監督は「残留争いにはならなかったが、もっと上の順位に行きたかった」と振り返った。

 今季は9勝11分け14敗(勝ち点38)で、白星より引き分けが多かった。山口知事が勝ち点3を取ることの重要性を問うと、川井監督は「引き分けを続けるより、勝利して勝ち点3を得ることのほうが重要。昨季もそうだが、引き分けをなんとか勝ちにもっていくべきだった」と課題を口にした。

 12年連続でJ1に残留したことについては「この2年間、残留を目標にしたことは一度もない」とした上で、「残留に安心してしまう文化が(クラブに)少しあったのかもしれない」と語り、来季はさらに高みを目指すことを誓った。(中村健人)

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