豊川稲荷で年末恒例の大すす払い 1年分のほこりを大掃除 僧侶が寺のシンボル「お狐さま」像などを磨く

12月5日、愛知県豊川市の豊川稲荷で、年末恒例の「大すす払い」が始まりました。

5日午前8時から始まった、豊川稲荷の「大すす払い」。

僧侶ら約50人が、本殿にある宝物や寺のシンボルでもある銀色の「お狐さま」の像などを運び出し、布で磨きます。

その後、天井などに積もった1年分のほこりが専用の機械で吹き飛ばされ、本殿の中には大量のほこりが舞い上がりました。

また、本殿の入り口に吊るされた大提灯に溜まったほこりも、長さ5メートルほどの笹で丁寧に払われました。

作業は12月中旬ごろまで、境内の15棟の建物で行われます。

大すす払いのあとは、鏡餅づくりなども行われ、新年を迎える準備が整えられていきます。

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