背中の刺し傷、心臓や肺に達する 82歳男性殺害、強い殺意で襲ったか 京都

マンションの踊り場で住人男性が血を流して倒れていた現場付近(4日午前1時50分ごろ、京都市東山区本町8丁目)

 京都市東山区本町通塩小路下ルのマンションで住人の岡田好次郎さん(82)が刺殺された事件で、背中の刺し傷が心臓や肺に達していたことが5日、京都府警への取材で分かった。府警捜査本部(東山署)は何者かが強い殺意を持って岡田さんを襲ったとみている。

 捜査本部は同日、司法解剖の結果、死因は背中を数回刺されたことによる失血死だったと発表した。刺し傷の一部が心臓や肺に達していたという。死亡推定時刻は3日午後6~9時ごろとした。捜査本部は、何者かが岡田さんの背後から鋭利な刃物のようなもので刺したとみている。

 捜査本部の説明では、岡田さんは3日午後8時45分ごろ、マンション階段2、3階の踊り場で血を流して倒れているのを住民に発見された。現場には大量の血痕があり、心肺停止の状態だった。階段は外部からも立ち入ることができる。府警はトラブルの有無なども調べている。

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