DバックスがフルタイムのDH獲得を検討か ヘイゼンGMが言及

ダイヤモンドバックスのマイク・ヘイゼンGMによると、ダイヤモンドバックスはフルタイムで指名打者を務める選手の獲得に動く可能性があるようだ。だからといってダイヤモンドバックスが大谷翔平の獲得に乗り出すわけではなさそうだが、米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボーデン記者は「J・D・マルティネスとジャスティン・ターナーが獲得候補として球団内で検討されているようだ」とリポート。米スポーツ専門チャンネルの「ESPN」のバスター・オルニー記者もマルティネスを獲得候補に挙げている。

ダイヤモンドバックスがフルタイムの指名打者として強打者の獲得に動くのは、チーム状況の非常にフィットする動きと言える。今季のダイヤモンドバックスは指名打者全体で打率.218、22本塁打に終わり、OPS.676はメジャーで3番目に低い数字だった。指名打者の枠を固定しないことは主力選手に「半休」を与えられるというメリットもあるため、必ずしもこの数字をネガティブに捉える必要はないかもしれないが、改善の余地があることは間違いない。

現在36歳のマルティネスは今季ドジャースで113試合に出場し、打率.271、33本塁打、103打点、OPS.893を記録。2017年には半年だけダイヤモンドバックスに在籍した経験があり、62試合で打率.302、29本塁打、65打点、OPS1.107という猛打を見せた。ヘイゼンGMにとってもダイヤモンドバックスのファンにとっても馴染みのある選手であり、有力な補強ターゲットと言えるだろう。

一方、現在39歳のターナーは今季レッドソックスで146試合に出場して打率.276、23本塁打、96打点、OPS.800を記録。長年ドジャースで活躍した選手であり、ダイヤモンドバックスのフロント陣もターナーのことは熟知しているはずだ。今季一塁手として35試合、三塁手として7試合、二塁手として4試合に出場しており、チーム状況に合わせて守備に就くことができる点はマルティネスにない魅力だ。

ダイヤモンドバックスは今季チームリーダーとして若手選手を支えたエバン・ロンゴリアがFAとなっており、ロンゴリアに代わるベテランという意味でも、この2選手のいずれかを獲得するのは理にかなっていると言えそうだ。

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