宮沢氷魚、新木優子が「さよならマエストロ」に出演! 西島秀俊が指揮を執るオーケストラの楽団員に

宮沢氷魚新木優子が、TBS系で2024年1月スタートの「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(日曜午後9:00、開始日未定)に出演することが分かった。

西島秀俊が主演し、芦田愛菜が共演する「さよならマエストロ」は、「凪のお暇」「妻、小学生になる。」(ともにTBS系)などを手掛けた大島里美氏によるオリジナルストーリー。天才指揮者だったが、ある事件で家族も音楽も失った父・夏目俊平(西島)と、そんな父を拒絶し音楽を嫌う娘・響(芦田)が、地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し、親子の絆と人生を再生させていくヒューマンドラマだ。さらに、大きな見どころとなっていくのは、廃団寸前の市民オーケストラにやって来た主人公の俊平が、彼にしかできないやり方で個性豊かな団員たちの悩みを解決していくとともに、オーケストラとしてもう一度立ち上がっていこうとするサクセスストーリーでもある。副題のアパッシオナートとは、イタリア語のappassionato。音楽の発想標語の一つで「熱情的に」「激しく」の意(大辞林第4版より)。

宮沢が演じるのは、スーパーポジティブなトランペッター・森大輝。大輝は小学生の頃から吹奏楽部で活動し、練習も人一倍熱心だ。しかし、音程は大いに怪しく、感情がそのまま音に出てしまうため「晴見フィルハーモニー」の演奏を台無しにすることも。また、普段は市役所の観光課に勤務していて、響とも職場仲間として次第に関係を深めていく。

一方、新木が務めるのは、オーケストラの和を乱す魔性のフルート奏者・倉科瑠李。プロのオーケストラで活躍するフルート奏者だが、恋愛絡みで事件を起こして数多のオケをクビになってきた。狙った獲物は決して逃がさない通称“カルメン”。俊平に出会い、自分に全く振り向かない彼の心を射止めようと燃える。ある意味、劇中で最もアパッシオナートなキャラクターとなる。

宮沢は「TBSドラマにレギュラー出演するのは2017年の『コウノドリ』以来なので、出演が決まった時は喜びでいっぱいでした。日々撮影をしている中で、音楽が持つ力や包容力に魅了されています。家族愛や友情といったさまざまな関係を音楽が紡いでくれます。この作品をご覧になってくださった皆さんが、日曜日の夜に笑顔になっていただけたら幸いです」とメッセージを寄せている。

新木は「初めて台本をいただいた時、なんてすてきなストーリーなんだろう!と感動しました。ファミリーの温かさ、仲間と作り奏でる音楽の素晴らしさの表現がとてもすてきで、活字で読んでいるのに耳元で、時には繊細で時には大胆な音楽がキャラクターの感情に乗って聞こえてくるような感覚でした。この作品が奏でるストーリーの一部になれることがとてもうれしいです。個人的に憧れていた楽器のフルート。精いっぱい頑張ります!」と物語に魅了され、練習に励んでいることを報告している。

作品の企画プロデュースを務める東仲恵吾氏は「今作のテーマとなる“オーケストラ”は、どんなに優秀な人が1人いても成り立たないものです。それぞれの個性がぶつかり合い、それが調和していくと、何倍にも何十倍にも素晴らしいものになるのだと、取材をした時に聞きました。この物語では、主人公が音楽で、そして人間関係で個性あふれるオーケストラ団員たちとどうやって調和していくのかが見どころです」と作品の趣旨を伝える。

続けて、「その個性を存分に発揮してくださる仲間として、宮沢さん、新木さんにご出演いただけることになりました。宮沢さんは、あふれんばかりの優しさをまとった人で、その優しさとかわいらしさをイメージして、大輝という人物を作り上げました。新木さんは、力強さとかれんさを持ったすてきな目と笑顔になった時のチャーミングさのギャップが魅力的で、瑠李という役の、魔性の女性でありながらその奥に抱えた“複雑な思い”を演じてくださると思い、オファーしました。すでに撮影は進んでおりますが、まさにお二人にしかできないそれぞれの個性豊かなキャラクターを作り上げてくれております」と、宮沢と新木の起用について語る。

加えて、「今回ご出演いただくオーケストラ団員の皆さんには、何カ月もかけて楽器練習に取り組んでいただきました。その本物の演奏シーンも見どころです。ぜひお楽しみください」とアピールしている。

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