日本初開催のフォーミュラEレース『東京E-Prix』のチケットが2024年1月より発売開始

 12月5日、フォーミュラE PR事務局は、2024年3月に東京都江東区で開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権第6戦『Tokyo E-Prix』の観戦チケットの販売が、1月17日(水)より開始されることを確認した。

“シーズン10”の第6戦として開催されるTokyo E-Prixは、日本初の本格公道レースとして、来年3月30日(土)に江東区有明の東京ビッグサイト周辺にて開催が予定されている。これまでに開催日程、コースが発表となっている同イベントだが、大会実施まで40日を切ったタイミングで最初のチケット情報がアナウンスされた。

 これに先立ち12月3日(日)には、日本車メーカーとして唯一シリーズに参戦しているニッサン・フォーミュラEチームが、静岡県の富士スピードウェイで行われた『NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2023』に参加。ドライバーのサッシャ・フェネストラズとオリバー・ローランド、さらに同チームのゼネラルマネージャー兼マネージングダイレクターであるトマソ・ヴォルペが日本のファンの前に登場した。

 ニッサン/NISMOのオフシーズン恒例イベントでは、フォーミュラE“GEN 2”マシンでのデモランなどが実施されたほか、ニッサンチームのドライバーもファンの前で挨拶を行ったが、この中でフェネストラズから「チケットは1月17日に発売されます」という発言があり会場を驚かせることに。今回の公式発表はこのフライング(?)告知を裏付けるものとなった。

 なお、現時点ではチケットの価格や観戦エリアなどの詳細情報は明らかにされておらず今後、フォーミュラE公式サイト(https://www.fiaformulae.com/en)や公式SNS(https://twitter.com/FIAFormulaE)にて随時発表されていくという。

 来春、日本でニッサンの“ホームレース”を戦うことになるふたりのドライバーはTokyo E-Prixに向け、次のようにコメントしている。

●オリバー・ローランド(ニッサン・フォーミュラEチーム)

「来年、ニッサンのホームレースとも言える東京でレースが開催されることを、チーム一同とても楽しみにしている。ニスモフェスティバルでのファンの情熱を見て、素晴らしいレースになることを確信しているし、可能な限り最高な結果を得られるように努力していくよ」

●サッシャ・フェネストラズ(ニッサン・フォーミュラEチーム)

「Tokyo E-Prixは、ニッサンとしてはホームレースとも言える特別なものだ。今回、ニスモフェスティバルに参加させてもらったけど、さまざまな人たちにサポートしてもらい、それは素晴らしい体験だった」

「日本で3年間過ごしてきた僕にとって、この国は第二の故郷だ。日本で初めての市街地レースをフォーミュラEで開催できることは、信じられないほど素晴らしいことだよ。東京のレースでは皆と会いたいと思っているのでぜひ、応援してほしい」

ニスモフェスティバル2023でデモ走行を行なったニッサン・フォーミュラE“Gen2”
会場にて展示されたニッサン・フォーミュラE“Gen3” ニスモフェスティバル2023
NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2023に登場したニッサン・フォーミュラEチームのサッシャ・フェネストラズ(左)とオリバー・ローランド(右)

© 株式会社三栄