アストロズ・ブラウンGM 「ブレグマンはトレードしない」と明言

アストロズは1年後にホセ・アルトゥーベとアレックス・ブレグマン、2年後にはカイル・タッカーとフランバー・バルデスがFAとなるため、主力選手の取捨選択を迫られている。この4人全員と大型契約を結ぶのは予算的に不可能だからだ。そのため、来季が5年契約の最終年となるブレグマンには今オフ中にトレードされる噂が出ていたが、デイナ・ブラウンGMは「我々は彼をトレードすることには興味がない」と語り、ブレグマンをトレードする可能性を明確に否定した。

先日、「MLBネットワーク」のジム・デュケット記者が「アストロズはブレグマンへのオファーに耳を傾けていると思う」とコメント。「SNY」のアンディ・マルティノ記者も同様の内容をリポートしたため、トレード市場でブレグマンがにわかに注目を集め始めた。

しかし、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「アストロズはブレグマンをトレードするつもりはない。FAで出ていかれても仕方ないと考えている」と報道。そして、ウィンター・ミーティング初日となった日本時間12月5日、ブラウンGMがメディアの取材に応じ、ブレグマンのトレードの噂を明確に否定することになった。

FAまで残り1年となった主力選手をトレードしないという選択は、これまでのアストロズのやり方と合致する。アストロズはここ数年だけでもジョージ・スプリンガー、カルロス・コレア、ゲリット・コール、ジャスティン・バーランダーと多くの主力選手がFAでチームを去っていったが、誰ひとりとして契約最終年にトレードで放出しなかった。「契約期間の最後まで重要な戦力として働いてもらう」というのがアストロズのやり方なのだろう。

1年後、アルトゥーベとブレグマンが同時にFAとなった際に、アストロズが両者を引き留めるのはおそらく不可能。暗黒期からチームを支えてきた看板選手のアルトゥーベとの契約が優先される可能性が高いとみられており、ブレグマンがアストロズの一員としてプレーするのは来季が最後となりそうだ。

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