高2女子の闘志 前年の初戦敗退から5位入賞に飛躍 国体空手で県勢初入賞

かごしま国体の空手道少年女子組手個人で、県勢で初の入賞を果たした川内さん(栗東市伊勢落・日本剛柔流空手道聖喜館)

 滋賀県栗東市の川内姫愛乃(ひなの)さん(16)=日本剛柔流空手道聖喜館、京都精華学園高2年=が、10月に開かれた「かごしま国体」の空手道少年女子組手個人で県勢初の5位入賞を果たした。昨年の初戦敗退から飛躍し「成長できたのはすごくうれしい。来年もしっかり出場したい」と闘志を燃やす。

 空手は練習に励む友人を見て「格好いい」と思い、小学3年で始めた。着実に実力をつけ、全国大会へ出場。高校では空手漬けの毎日で、オフの日も栗東市内の道場で練習する。昨年の栃木県での国体は「不安と緊張で思うように動けなかった」が、今年はリベンジを果たした。喜びを見せつつも、敗退した試合は「1点も取れずすごく悔しい」と、さらなる飛躍を誓う。

 かごしま国体では県代表として組手団体にも出場し、5位入賞。2年後には湖国で国民スポーツ大会が開催予定だ。川内さんは「大学でも続けたいし、気持ちでは誰にも負けない。やるからには1位を目指してやっていきたい」と意気込んだ。

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