Z1のDNAを受け継ぐ最新のクラシカルバイク Z900RS【バイク買取調査隊】

Z900RSは、Z1のDNAを受け継ぐクラシカルなスタイルを踏襲し、シンプルで時代を超越したデザインエレメントを採用。また、948ccエンジンと最新テクノロジーを搭載し、クラシカルなビジュアルとモダンな走りを高い次元でバランスさせています。レトロなデザインと、現代的なテクノロジーやパフォーマンスを融合。街中や高速道路での快適な走りを実現しています。

Z900RSの車種プロフィール

Z900RSは、最新のコンポーネンツとクラシカルなスタイリングを融合。Zのスピリットを継承した、究極のカワサキ・レトロスポーツです。変色に強い二重管構造のエキゾーストパイプ、4in1構造、サウンドチューニングを施したショートメガホンサイレンサーなどを採用したエキゾーストシステムを採用。レトロスポーツイメージを強調するため、材質は高品質なステンレス鋼製とし、美しさにこだわったバフ仕上げを施しています。軽量なトレリスフレームとパワフルなエンジンの組み合わせにより、優れた出力特性と高いハンドリング性能を両立させています。

Z900RSを高く売るならモトメガネバイク買取!

Zのスピリットを継承したレトロスポーツのZ900RS。この車両をより高く簡単に売りたいのなら『モトメガネバイク買取』がおすすめ! 買取店からの電話が最大2件のみで、営業電話のラッシュがないことが大きなポイント。WEBでの事前査定では、必要事項を記入するだけでできるため面倒な車両の撮影が不要。多数の買取加盟店が参加しているため、より高い金額で買い取ってもらえるのだ

バイクインプレ

今回の試乗は、カワサキのロードスポーツモデルのZ900RSです。ベースモデルZ900との違いなどもコメントしながらレビューを進めます。まずスペックを紹介します。エンジンは水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 948cc、最高出力111ps/8500rpm、最大トルク10.0kg-m/6500rpmです。最新のカワサキ車らしく、エンジンはコンパクト。タンクの上から見ると、シリンダーヘッドカバーが見えないぐらい短く設計されています。

足つき

全長x全幅x全高は、2,100mm×865mm×1,150mm、シート高は800mm、車重215kgです。身長170㎝のライダーなら両足が地面につきますが、それ以下の場合でも片足がつくので、不安は少ないと思います。

走り

走り始めてすぐに「Z900とはエンジンフィーリングが違う」と感じました。Z900のエンジンは、全域にわたってシャープに吹き上がると記憶していますが、Z900RSのエンジンは往年の空冷の直4エンジンを再現したような味わいを感じます。実際には水冷エンジンなのですがZ1の雰囲気を上手に再現できていることに驚きました。

エンジンはもちろんのこと、このモデルの魅力は何と言っても外観でしょう。改めて説明するまでもありませんが、かつての名車Z1をオマージュしています。しかし透過器類がLED化されていたり、倒立フロントフォークや、カワサキお得意のホリゾンタルバックリンク式のリアサスペンションなど、最新の技術も盛り込まれています。「ネオクラシック」という呼び名がしっくりくるモデルです。

このモデルは信号の少ない快走路を流すのにも最適です。エンジンの低回転位置でのペーストと、車体のロール方向リーン方向の動きが非常に軽く従順なので、ライダーはあまり意識せずにコーナリングを楽しみながら走ることができます。もしかしたらホンダの CB1000Rに匹敵するか、それよりも軽快かもしれないですね。外観は伝統的なZ1のオマージュですが、中身は最新のバイクであることを改めて実感しました。

ライダーの着座面の左右どちらか片方に力を入れるだけで車体が面白いように寝てくれます。この辺りの軽快感は素晴らしい。Z900よりもハンドルが穏やかに仕立てられていて、ハンドリングも異なる印象です。

トップギアにシフトチェンジしました。6速で85km/h、3000回転から4000回転の間を行き来しています。車体が軽量なのでスロットルをひねるとあっという間に制限速度に達してしまいます。そのぐらいエンジンはパワフルです。

今度はシフトダウンしてみます。一気に2速までダウンしました。エンジンの回転数は7500回転です。ここまでシフトダウンしてもスロットルの開け始めは扱いやすい感じです。ただ、エンジンは高回転で回っているので、とてもエキサイティングな乗り味です。

ライディングポジションもアップライト。広めのバーハンドルを握ると程よく上半身が起きるので疲れは感じません。クラシカルなスタイルに惹かれるライダーが多いと思いますが、走りも十分満足させてくれます。販売以来不動の人気を誇っていることからもわかるとおり、全く非の打ち所がないモデルです。

TO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成したものです。

© パークアップ株式会社