サントリーの津田元副社長が死去 関西財界でも活躍

2000年5月、関西経済同友会の代表幹事に選出され、記者会見するサントリーの津田和明副社長=大阪市

 元サントリー(現サントリーホールディングス)副社長で、関西財界でも活躍した津田和明(つだ・かずあき)さんが2日午後6時44分、腎不全のため兵庫県伊丹市の病院で死去した。89歳。大阪府出身。葬儀・告別式は親族で行った。喪主は長男真吾(しんご)氏。

 ロンドン支店長、専務などを経て、1995年に副社長に就任した。文化事業部門などを担当し、音楽や芸術関連、環境保護などの社会貢献活動を拡充した。

 財界活動などにも力を入れ、2000~02年に関西経済同友会代表幹事、03~13年には大阪観光コンベンション協会(現大阪観光局)会長を務めた。地域経済の活性化や観光振興に向けて積極的に提言した。

© 一般社団法人共同通信社