「結婚すれば一緒に住める」770万円だまし取る 容疑で中国籍の男3回目逮捕

滋賀県警本部

 架空のビジネスに投資する名目で現金約770万円をだまし取ったとして、滋賀県警組織犯罪対策課と守山署は5日、詐欺の疑いで、中国籍の大阪府東大阪市の会社役員の男(24)を再逮捕した。逮捕は3回目。

 逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し、今年7月、マッチングアプリで知り合った埼玉県熊谷市の会社員男性(42)に、メッセンジャーアプリで「結婚すれば一緒に住むことができる」「SNS(交流サイト)で金を稼げる」などと持ちかけ、7回にわたり計約770万円を指定口座に振り込ませた疑い。

 同課によると、容疑者らは日本人女性を名乗って男性と知り合い、SNS上でショップビジネスを展開するために現金が必要と持ちかけていた。男性が振り込んだ後、「売り上げが1千万円を超えたが突然閉鎖された。売り上げの40%を送金しないと引き出せない」とのやりとりがあり、不審に思ったという。

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