河井夫妻大規模買収事件 “被買収”元県議あらためて無罪主張 広島高裁

河井夫妻を巡る大規模買収事件の裁判で、一審で有罪判決を受けた元県議の控訴審弁論が行われ、弁護側は改めて無罪を主張しました。

元県議の佐藤一直被告(49)は、河井元法務大臣から妻・案里元議員を当選させるための報酬として現金30万円をうけとった罪に問われ、一審の広島地裁で罰金20万円・追徴金30万円の有罪判決を言い渡されていました。

5日に広島高裁で行われた控訴審で弁護側は「買収の意図を認識しながら現金を受け取ったとした一審の判決は誤っている」などとする控訴趣意書を提出し、あらためて無罪を主張しました。

一方、検察側は「控訴の趣意に理由はなく控訴は棄却されるべき」と指摘しました。

判決は来年2月8日に言い渡される予定です。

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