『ズラタン・イブラヒモビッチの息子』というネームバリューは周囲を惹きつけるが、U-15スウェーデン代表監督を務めるアクセル・シェル氏は、純粋に選手としての素質について話をしたいと考えているようだ。スウェーデン『Sportbladet』が伝えた。
イブラヒモビッチ息子が初のスウェーデン代表活動に、U-15のキャンプに招集も元スウェーデン代表監督は父との比較を危惧「あまりフェアとは言えない」
スウェーデンのレジェンドでもあるズラタン・イブラヒモビッチ氏の息子、次男のヴィンセント・セガー・イブラヒモビッチ(15)が、世代別のスウェーデン代表に初選出され、4日には青黄のジャージを着用しての初のトレーニングに臨んだ。
ヴィンセントはミランの育成組織に所属しているMFで、今回は有望な若手66名を集めたボソンでのU-15スウェーデン代表のブートキャンプに招集された。
この世代を指揮するシェル監督は、「映像で見たものと、資質に基づいて彼をここに連れてきた。ピッチ上で自分が何をすべきかを判断する力を持っているし、優れたパサーでもあり、優れたフィニッシャーでもあると思う」と、ヴィンセントの能力を称賛している。
『イブラヒモビッチの息子』という肩書は否が応でも注目を集める。キャル監督はそれを十二分に承知した上で、一プレーヤーとしての話なら歓迎だとのコメントを残している。
「すべての選手には『ここでできるだけいい経験を積んで欲しい』と話している。その後については、ケースバイケースで検討するが、(記者に対して)あなたがここに立っているという事実がおそらく(これまでの世代別代表活動やほかの選手との)大きな違いだろうね」
「(ヴィンセントを選出して起こる反響については)ここでコメントしたり、話すことは何もないね。ただ、このキャンプにおいての、サッカー選手としての観点からなら、ヴィンセントについて話すのは私も好きだよ」