年末年始2800万人が旅行 脱コロナ、JTB推計

 旅行大手のJTBは5日、この年末年始の国内旅行者数が2800万人に上るとの推計を発表した。前回の2022年末と比較して100万人増え、増加率は3.7%。新型コロナの影響がほぼなくなり、感染拡大前の19年末とほぼ同じ水準まで回復する。

 1人当たりの平均費用は前回から4千円増の4万1千円。物価高や、サービス業の人手不足に伴う旅行関連費用の上昇が見込まれ、記録がある1996年末以降で最高額となった。

 海外旅行は前回から2.6倍の58万人となるが、コロナ前と比較して7割程度の水準。国際線の定期航空便が増える一方、円安や高騰する国際線の燃油特別付加運賃が伸びを鈍化させると見込んでいる。

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