駒ケ根市の消防団で会計を担当していた30代の男性分団長が、223万円あまりを着服していたことが分かりました。
■駒ケ根市・伊藤祐三 市長
「市民の皆さまの信頼を裏切ったこと深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません。」
着服が発覚し、4日懲戒免職の処分を受けたのは、駒ケ根市消防団の30代の男性分団長です。
市によりますと、男性は去年7月から今年5月までの間、会計担当の立場を利用して223万円余りを分団の通帳から引き出し、借金返済に充てたとされます。
会計監査を受けた昨年度分の帳簿が本部に提出されず、内容を確認したところ20回にわたって不自然な引き出しがあったということです。
着服した金額は4日全額返済されたため、刑事告訴はしない方針です。
消防団は再発防止策として、第3者による監査などチェック体制を強化します。
また、部長以上の階級を対象に会計に関する研修をするということです。