「貴重な経験をさせてもらえた」チーム最多24セーブ 矢崎拓也 広島カープ 契約更改

広島カープの契約更改です。5日は、今シーズン、盤石のリリーフ陣の一角を務めた 矢崎拓也 投手が、交渉に臨みました。

いまや鉄壁のリリーフ陣の一角として欠かせない存在になった矢崎。2800万円から倍増の推定5600万円でサインしました。

広島カープ 矢崎拓也 投手
「2年前からしたら8倍ぐらい。そんな職業、なかなかないので非常にありがたいというか、夢のある仕事だと思う」

今シーズン、開幕はけがのため出遅れた矢崎でしたが、4月下旬に1軍登録されると、不調の 栗林良吏 に代わって “守護神” として9回のマウンドに君臨。

栗林の復帰後はセットアッパーとして主に7回・8回のマウンドを担い、最終的には54試合に登板、チームトップの24セーブは、ともにシーズン自己最多となる活躍を見せました。

試合54 勝4 敗2 S24 H10

矢崎拓也 投手
― 球団からの評価について
「開幕は出遅れたが、栗林がいない中、終盤を担ってくれたと評価してもらった」

― 今シーズンについて
「よくがんばったと思うが、もっとやりようもあったと思う。途中で離脱もあったので、そこは来年の課題をもらったなというシーズン」

― 抑え投手の経験について
「貴重な経験をさせてもらったし、なかなか全員ができるポジションではないので、そこを経験できたのは結果うんぬんではなく、体験自体がありがたいと思った。結果自体はもちろん出た方がいいが、やらずに終わるよりは失敗も成功もそこに行かないと得られないものなので、そこに行くこと自体が価値があると思って、ここ2年間やっているので、そういう意味で体験というものを大事に、自分の中ではやってきた」

大道温貴、島内颯太郎、栗林良吏と厚みを増すカープのリリーフ陣ですが、チームの勝利のため、矢崎はさらに腕を振る決意です。

矢崎拓也 投手
― 来シーズンに向けて
「まずは1年間、戦い続ける体力面と去年からあまりフォームだったり、感覚を変えて臨むことはことしはしなかったので、何も変えず自分をそのままでやると、相手が進化している以上は自分の中では衰退だと思うので、もう1つ、自分のそもそも持っているボールだったり、それをレベルアップできるように。それが一番の課題だと思う。数字的な目標はここ2年は立てていないので、まずは1年間、チームに貢献することが一番かなと思う」

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