JOUAV、マルチロータードローン「PH-20」を発表。高耐久性の「PH-25」を大幅アップグレード

この刷新されたモデルは、性能、柔軟性、信頼性の飛躍的向上を約束し、多様なプロフェッショナル用途に対応するとしている。

運航業務の効率化

PH-20の飛行時間は75分となり、従来の60分から大幅に延長された。最大飛行速度も18m/sに向上し、優れた飛行効率を実現。通信面では、CANバス通信設計とセンサーの冗長化により、耐干渉性と拡張性を高めている。

ドローンの通信距離は最大30kmを達成し、広大なエリアで優れた接続安定性を確保したという。

ペイロードの柔軟性がアップグレード

PH-20は、最大積載量が6kgから10kgに増加し、積載の柔軟性が大幅に向上。オープンなメカトロニクス・ロード・インターフェースを採用し、シンプルな操作性と高い汎用性を両立している。

LiDARセンサー、ジンバルカメラ、スピーカー、照明機器など、カスタマイズされたペイロードを組み立て、統合できる。監視用途では、PH-20はセキュリティと監視ミッションのペイロードを統合し、昼夜を問わず不審なターゲットを監視・追跡する高度な機能を提供するという。

JoLiDAR-1000搭載PH-20ヘビーデューティUAV

高精度測位

PH-20は、RTK差動測位と方位機能を導入し、高精度が要求されるマッピングや測量ミッションにおいて、より正確で信頼性の高い測位サービスを提供するという。

ディファレンシャル測位技術により、センチメートル以下の精度を実現し、堅牢なバックアップGPS測位システムと磁気コンパスにより、GPS信号の厳しい条件下でも信頼性と精度が向上するとしている。

安全性の向上

PH-20は、下方視認、左右横方向障害物回避、下方視認双眼視認検知と障害物回避など、高度な障害物回避機能を搭載。適応制御システムと強力な緊急セーフガード機構が、飛行中の安全性と信頼性を保証するとしている。

地形追従飛行機能は、地形の変化に応じて飛行高度をインテリジェントに調整し、低高度ホバリングの安定性を高める。ジオフェンス機能により、ユーザーは飛行範囲を制限し、安全性と規制遵守を確保できるという。

環境適応性の向上

PH-20の最大高度が3,500mから4,500mに向上され、より幅広い地理的環境で安定して動作するという。保護等級はIP43からIP55に強化され、砂や水に対する耐性が向上している。

また、動作温度範囲が-20℃から+55℃に拡大され、雨天での運用が可能になったほか、耐風レベルが最大8となり、過酷な気象条件下での信頼性も確保されているとした。

洗練されたデザイン、堅牢な造り

PH-20は素材とデザインを一新し、高性能アルミ合金+複合素材からカーボンファイバー複合素材にアップグレードしている。現代的なシェイプデザインは、サイズが大きくなったにもかかわらずコンパクトなプロフィールを維持し、以前のかさばる外観ではなくなっている。

革新的なプラグインアーム設計により、使用とメンテナンスが簡素化され、様々な場所での組み立てや梱包が容易になったという。

JOUAVの最高技術責任者であるXi You氏は、次のようにコメントしている。

You氏:PH-20は、JOUAVの革新性、信頼性、ユーザー中心設計へのコミットメントの証です。

主な仕様

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