共通利益で日米韓の連携持続 エマニュエル駐日米大使

取材に応じるエマニュエル駐日米大使=5日、東京都港区

 エマニュエル駐日米大使は5日、東京都内で共同通信などの取材に応じ、日米韓が進める連携強化を巡り「3カ国には共通利益があり、だからこそ持続する」と述べ、一過性のものではないとの認識を強調した。中国、北朝鮮、ロシアについては「互いの戦略的利益が異なる」と語り、日米韓のような協力関係は築けないと指摘した。

 来年は4月に韓国総選挙、11月に米大統領選が予定され、日本も衆院解散・総選挙の可能性がある。エマニュエル氏は「共通利益は力強いものだ」とアピールし、選挙結果がどうであれ3カ国連携は大きな影響を受けないとの見通しを示した。

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