金価格高騰、各国中央銀行が1-9月に800トン購入―中国メディア

今年第1-3四半期、各国の中央銀行が金を計約800トン購入しており、前年同期の購入量より14%多かった。

4日の金市場は先物取引も現物取引も価格が急速に上昇した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物価格は一度は1オンス2150ドルの大台に達し、金現物価格は同2146.87ドルまで上昇して、共に過去最高を更新した。国際市場の金価格高騰により、中国国内の金の小売価格と金のアクセサリー価格もさらに上昇した。

業界関係者によると、1グラム当たり483元(約9700円)の中国の金価格はすでに国内卸売価格のピークを超え、ここ数年で最高だという。

金価格調査ネットのデータによると、ブランドのプレミア効果などもあって、4日は一部のジュエリーブランドの金アクセサリーの価格が1グラム当たり630元(約1万2600円)にまで跳ね上がり、過去最高を更新した。「値上がりすればするほど購入意欲が高まる」消費者の傾向も金の消費ニーズを持続的に拡大させている。国家統計局がまとめたデータを見ると、金銀ジュエリーは上半期(1-6月)の商品小売品目の中で上昇幅が最も大きな品目だったことがわかる。

4日のアジア市場の前場には、国際市場の金現物価格が1オンス当たり2100ドルの大台を超えるまで跳ね上がり、その後は低下したものの高水準を保った。金価格上昇を招いたいくつかの要因には、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策、米ドルの動向、地政学の緊張などが含まれる。

過去1年間に、国際市場の金価格は約17%上昇し、今年10月の低水準からはすでに反転して約10%上昇した。

今年第1-3四半期(1-9月)には、各国の中央銀行が金を計約800トン購入しており、前年同期の購入量より14%多かった。ワールドゴールドカウンシル(WGC)の調査によれば、中央銀行の24%が今後12カ月間にさらに金を買い増す意向を示したという。

中国銀行研究院の劉晨(リウ・チェン)研究員は2024年を見通して、「グローバル経済と地政学の不確実性が引き続き存在し、これに下半期の米国の大統領選挙が加わって、市場のリスク回避ムードが引き続き高まる可能性があり、金価格には今後も下支えがあることになる。しかし米国経済が軟着陸する可能性が高まる状況の中で、金融政策の調整リズムはゆっくりしたものになる可能性があり、全体として見ると金価格は変動しつつ強気の状況が続くと考えられる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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