指定難病特定医療費受給者証の更新を巡り、茨城県は5日、申請書類の一部を紛失したと発表した。書類には申請者の氏名や生年月日、住所などが書かれていた。現在も見つかっていないが、外部流出や悪用などは確認されていないという。
県健康推進課によると、県庁内の「更新センター」で10月17日、同受給者証の更新に関する事務処理を行う際、受け付けたはずの1人分の申請書類の一部がないことが判明。11月24日までに2023年度分の申請書約2万件を確認したが、発見できなかった。
申請は7~9月に各保健所で受け付け、特定信書便で書類を受け取った同センターが審査する。同課は保健所か同センターで紛失した可能性が高いとみている。