幼なじみの2人に何が? 湖に車が転落 足が不自由な男性が死亡 無職の男を殺人容疑で逮捕=浜松

2023年10月下旬、浜松市西区の浜名湖で52歳の足の不自由な男性を車に乗せた状態で転落させて死亡させたとして、警察は、男性の幼なじみで53歳の無職の男を殺人の疑いで逮捕しました。

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<山口駿平記者>
「『海岸に車が落ちている』という通報から始まった今回の事件。転落した車内に人の姿はなく、車のそばで足が不自由な男性が遺体で見つかりました」

殺人の疑いで12月5日、逮捕されたのは愛知県新城市の無職の男(53)です。

男は2023年10月21日の夜、愛知県新城市の無職の男性(52)を車に乗せた状態で湖に転落させ、溺死させた疑いが持たれています。男性は足が不自由で、普段から松葉杖を使っていました。

<清水英之記者>
「逮捕された男は、事件現場から約4km離れた場所で両足にけがを負った状態で保護されました」

警察は当時、男が車を運転していたとみて捜査。現場や遺体の状況などから殺人容疑での逮捕に踏み切りました。

警察によりますと、2人は幼なじみ。2人の地元を取材すると、事件直前も2人は週末になると一緒に外出する仲だった事が分かりました。

<2人を知る人>
「(亡くなった男性は)障がいはあるけれど車は運転していた。週末になるとしょっちゅう(容疑者の男を)迎えに来ていた。(事件の日は)男性の車を置いて車で行った。買い物に出かけるって言って、2人で出かけた。おかしいなって思っていた。いつも男性の車で出かけるのに」

<亡くなった男性の母親>
「事故したのは2度くらいかな、会社で。最後に(足を)折った時に悪くなった。だけど一生懸命やっていた。すごくまじめ。障がい者とは思わないで、組の仕事にもなんにでも参加して、できる仕事をやっていた」

容疑者の男は、警察の調べに対して、おおむね容疑を認めているということです。

幼なじみの2人の間に一体、何があったのか?警察は調べを進めています。

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