倉敷のボクシングジム会社破産 元東洋太平洋暫定王者が社長

 東京商工リサーチ岡山支店によると、ボクシングジム運営のドリーマー(倉敷市神田、資本金1千万円、藤田和典社長)は5日までに、岡山地裁倉敷支部から破産手続きの開始決定を受けた。負債額は約1億5千万円。

 同支店によると、同社は1950年設立。「ドリーマージム」を運営し、プロボクシングの東洋太平洋スーパーフェザー級元暫定王者の藤田社長が指導していた。練習環境の整備や興行への参加費用が負担となった上、新型コロナウイルスの影響で利用者が集まらなくなっていた。

 同ジムは、ともに藤田社長の弟で、2009年の全国高校総体で史上初の兄弟同時優勝を飾った大和さん、健児さんらを輩出している。

 同支店によると、岡山県内で発生したコロナ関連の倒産は少なくとも85件。

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