囲碁天元戦 6日、洲本で第4局 関タイか、一力復位か正念場の一戦

第4局に向け士気を高める関航太郎天元(左)と一力遼二冠=5日午後、洲本市小路谷、ホテルニューアワジ(撮影・小林良多)

 囲碁の関航太郎天元(22)に一力遼二冠(26)=棋聖、本因坊=が挑む第49期天元戦5番勝負(神戸新聞社主催)の第4局(淡路共正陸運など協賛)が6日、洲本市のホテルニューアワジで打たれる。

 天元戦3連覇を目指す関と、3期ぶりの天元復位を期する一力による本シリーズは、関が第1局を制した後、一力が2連勝した。第4局は、黒番の関が踏みとどまって最終局に持ち込むか、一力が3勝目を挙げてシリーズに決着をつけるか、両者にとって正念場の一局となる。

 両対局者は5日に会場入り。関は「自然体で問題ないと思うので、気負わず打ちたい」、一力は「大事な一戦になるが、意識せずに普段通り打ちたい」と、それぞれ決意表明した。

 対局は6日午前9時に始まり、持ち時間は各3時間。同日夜までに勝敗が決まる見通し。立会人は後藤俊午九段(57)。対局の模様は神戸新聞NEXTで中継する。(井原尚基、小林伸哉)

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