EWC:参戦2年目の『KM99』。2024年はド・プニエ、ガルノニなどトップチーム経験者を起用して強力体制に

 11月29日、2023年からFIM世界耐久選手権(EWC)に参戦しているベルギーのチーム『KM99』は、2年目の参戦体制を発表し、ライダーラインアップを変更したことを明らかにした。

 マリオ・クッパー氏、ガエタン・シャインズ氏によって運営されるKM99。マシンはヤマハYZF-R1、ダンロップタイヤを装着して2023年からEWCのフォーミュラEWCクラスに参戦しており、第3戦鈴鹿8耐にも遠征したビッグチームだ。

 チームはSBKで活躍するメカニック、エンジニア、サスペンションのスペシャリストなどを擁して体制を整えており、3年以内でのFIM EWCのタイトル獲得を目標に掲げている。

 ライダーは、2023年にはバスティアン・マッケルズ、フロリアン・マリノ、ルーカス・マヒアスを起用していた。しかし、2024年はマヒアスがスーパースポーツ世界選手権(WSS)に専念することになり、ラインアップを変更することになる。

 発表されたトリオは、マリノが継続参戦。Team Kawasaki Webike Trickstarからランディ・ド・プニエ、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMからジェレミー・ガルノニが移籍することになった。MotoGP経験者やEWCチャンピオン経験者が揃うことになり、2024年はさらに強力なチーム体制となる。

インタビューに答えるランディ・ド・プニエ(Team Kawasaki Webike Trickstar)
2023鈴鹿8耐:ジェレミー・ガルノニ(BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM)

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