<陸上>アジア最速の男・蘇炳添、コロナから復活へ「状態良くなってる」、パリ五輪出場は「焦らないこと」

中国メディアの澎湃新聞によると、陸上男子100メートルで9秒83のアジア記録を持つ中国の蘇炳添(34)が、パリ五輪、そしてその先への意欲を語った。

中国メディアの澎湃新聞によると、陸上男子100メートルで9秒83のアジア記録を持つ中国の蘇炳添(スー・ビンティエン)(34)が、パリ五輪、そしてその先への意欲を語った。

蘇は最近大きな大会に出場しておらず、コンディションを理由にシーズンを早々に切り上げた。それだけに、蘇がパリ五輪に出場するのかに大きな注目が集まっている。4日にメディアの取材を受けた蘇は「状態は以前より良くなってきている。常に練習量と練習強度によって自分のコンディションをチェックしている」と語った。

蘇は過去のインタビューで、新型コロナに2度感染し自身の運動機能が影響を受けていることを明かし、「(呼吸器疾患が専門の)鐘南山(ジョン・ナンシャン)氏の検査を受けたところ問題はなく、一般の人よりも正常な値だった。しかし、トレーニング中の不快感はまだ残っている。力が思うように入らない」と説明していた。

今年初めにスウェーデンで行われた室内男子60メートルで今季初優勝を飾ったが、体調不良はその前からあった。帰国後、早々に2023年シーズンをあきらめ、コンディション調整に注力。11月には「まだ状態が戻っていない」と語っていたものの、今回の取材ではポジティブな感触を口にした。

今季はほとんど試合に出場しておらず、世界ランキングから姿を消したこともSNSで話題になった。パリ五輪出場には、24年6月30日までに10試合に出場してポイントを積み上げるか、オリンピック参加標準記録(陸上男子100メートルは10秒00)を上回る記録を出す必要がある。

蘇は「まだ明確なプランはないし、来年のスケジュールもはっきりしていない」とし、「コーチ陣やチームの考えは焦らないこと。今は私個人としても、男女4×100メートルリレーにしても、パリ五輪の出場資格を得ていない。緊張感をもって準備している」と語った。

また、25年に広東・香港・マカオで行われる第15回全国運動会については「私自身は今も継続している。25年には、私は36歳になっているが、ぜひ出場したいと思っている。大きな大会が自分の地元で開催され、その大会に出場して優勝する。選手にとってどれほど素晴らしいことか」と意欲を口にした。(翻訳・編集/北田)

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