1993年に創設されたJリーグ。それから30年が過ぎ、30回の年間表彰式が行われてきた。
今回はその中で「MVPと得点王をダブル受賞した10名の選手」をご紹介しよう。
2023年:大迫勇也
クラブ:ヴィッセル神戸
得点数:22ゴール
海外から帰国したあとはしばらく苦しんだものの、今季は華麗な復活を遂げてヴィッセル神戸を優勝に導いた。アンデルソン・ロペスと並んで22ゴールという記録で得点王に輝き、MVPも獲得した。
2021年:レアンドロ・ダミアン
クラブ:川崎フロンターレ
得点数:23ゴール
2021年にJリーグを制覇した川崎フロンターレ。その中で23ゴールを決めて前田大然とともにJリーグ得点王になったのがレアンドロ・ダミアンだった。同時にMVPも受賞。
2020年:マイケル・オルンガ
クラブ:柏レイソル
得点数:28ゴール
2019年に引き続き、大爆発のシーズンとなったケニアの怪人マイケル・オルンガが得点王とMVPをダブル受賞。柏レイソルは7位という結果であったが、間違いなく最もインパクトを残した選手だった。
2019年:仲川輝人
クラブ:横浜F・マリノス
得点数:15ゴール
2022年のチアゴ・サンタナに次ぐ少ないゴール数での得点王となった2019年。横浜F・マリノスの仲川輝人とマルコス・ジュニオールが同じ15ゴールで並ぶという珍しい結果であった。
2017年:小林悠
クラブ:川崎フロンターレ
得点数:23ゴール
川崎フロンターレが初のJ1優勝を果たしたシーズン。大久保嘉人が退団したあと、エースとして獅子奮迅の活躍を見せたのが小林悠だった。23ゴールを決めて最優秀選手賞と得点王のダブル獲得を達成している。
2012年:佐藤寿人
クラブ:サンフレッチェ広島
得点数:22ゴール
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が退任し、森保一監督が就任したシーズン。クラブ史上初となるJ1年間総合優勝を果たしたサンフレッチェ広島、そのエースとして22ゴールを決めた佐藤寿人がMVPに。
2008年:マルキーニョス
クラブ:鹿島アントラーズ
得点数:21ゴール
鹿島アントラーズがJリーグ2連覇を達成した2008年。21ゴールを決めたブラジル人FWマルキーニョスがMVPと得点王をダブル受賞している。ちなみに、意外にもクラブの歴史上Jリーグの得点王を輩出したのはこれが初めてだった。
2005年:アラウージョ
クラブ:ガンバ大阪
得点数:33ゴール
Jリーグに所属したのはたった2年のみながら、未だに伝説として語られる名助っ人FWアラウージョ。清水エスパルスからこの年ガンバ大阪へと加入し、フェルナンジーニョや大黒将志とともに強烈な前線を形成。Jリーグの1シーズンで30点以上を決めた最後の選手でもある。
2002年:高原直泰
クラブ:ジュビロ磐田
得点数:26ゴール
名波浩を中心とした「N-BOX」でJリーグを席巻したジュビロ磐田において、若くして中山雅史とともにエースとなった高原直泰。2002年は夏にエコノミークラス症候群で離脱しながら得点王に輝き、史上最年少でのMVPを獲得している。
1998年:中山雅史
クラブ:ジュビロ磐田
得点数:36ゴール
【関連記事】大迫勇也はヨーロッパでこんなストライカーとタッグを組んだ!同僚ベストFW10名を選んでみた
27試合で36ゴールというJリーグ記録となる得点数を叩き出した中山雅史。もちろん得点王とMVPを同時受賞した。ただチームはチャンピオンシップで鹿島アントラーズに敗れてしまい、総合優勝には手が届かなかった。