輪島塗×FF14 コラボ飾り皿完成

ファンフェスで展示される飾り皿(ⓒSQUARE ENIX)

  ●1月、都内ファンフェスで展示

  ●漆器青年会50周年記念

  ●若い世代に訴求

 輪島漆器青年会(輪島市)は5日までに、ゲーム大手スクウェア・エニックスと連携し、人気オンラインゲーム「ファイナルファンタジー14」(FF14)とコラボした輪島塗の飾り皿を完成させた。作中に登場する龍神「バハムート」をあしらったデザインで、来年1月7、8日に東京ドームで行われるファンフェスティバルで展示する。

 飾り皿は直径43センチで、両翼を広げた黄金色のバハムートを描き、神々しさと終末の気配などを表現した。

 輪島漆器青年会の結成50周年を記念した企画で、輪島塗を若年層にアピールするためオンラインゲームに着目。知名度の高いFF14とタッグを組んだ。

 同会の大工治彦会長は「国民的タイトルと連携する貴重な機会をもらった。これを機に他のコラボにも取り組み、若者の認知度を上げていきたい」と話した。

  ●蔦屋漆器店がオリジナル皿

 飾り皿の企画に合わせ、蔦屋漆器店(輪島市)はオリジナルのデザインプレートを開発した。直径約14センチで、バハムート(6万6550円)のほか、FF14に登場するキャラ「メーティオン」(4万700円)を描いた2種類がある。

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