少年サッカー ミネルバU-12が初優勝 【大分県】

OFA第35回大分県U-11サッカー選手権大会(特別協賛・対話式進学塾1対1ネッツ)の決勝が3日、大分スポーツ公園レゾナックサッカー・ラグビー場で行われた。別府フットボールクラブ.ミネルバU-12が、大分トリニータU-12に1-0で勝利し、初優勝に輝いた。両チームは3月に宮崎県で開催する「全国小学生8人制サッカー大会兼九州ジュニア(U-11)サッカー大会」に県代表として出場する。

今大会を通じて、ミネルバは「勝負にこだわる」という強い信念が感じられた。選手の情熱を生かし、アグレッシブに攻守で躍動した。その「ミネルバらしさ」はトリニータとの決勝戦でも存分に発揮した。キャプテンの井上絢心(5年)が「みんな体力には自信があるのでメッチャ走った」と話したように、準決勝までの疲れを見せず、攻守にピッチを走り回った。

大会を通して走り負けしなかったミネルバ

押し込まれる時間もあったが、全員で守り、全員で攻めた。前半15分に原野快晟(5年)のクロスが、そのままゴールに吸い込まれ先制する。「(シュートが)相手に当たったが練習通りのプレーができた」と胸を張る。後半も一進一退の攻防が続いたが、球際で負けず、最後まで走り抜き、失点をゼロに抑えた。

原野は「言葉にできないほどうれしい」と喜び、鴨川奨監督は「選手がよく頑張った。勝てない時期が続いたが、ようやく勝てた。強いチームと練習試合を重ねてきたことが結果につながった」と笑った。幼い頃から同じメンバーでサッカーを続けてきた。一つのミスに対して大げんかすることもあったが、「最近はそれぞれが個性を認め、ミスをカバーできるチームになった」(鴨川監督)と成長を見せる。初めての全国大会に向けて、井上は「大分の代表チームとして、みんなの心を一つにして、しっかり練習して試合に臨みたい」と意気込みを語った。

力を合わせて初優勝した

(柚野真也)

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